障害者手帳サービスナビ DISABILITY PASS
東京都 検索

障害者手帳を取得したら、まず何を調べればいい?

使える制度を見逃さないための、5つの確認ポイント。

障害者手帳を取得したものの、

  • この手帳で、何が受けられるの?
  • 市役所に行けば全部教えてもらえるの?
  • 電車や施設が安くなるとは聞いたけれど、ほかにもあるの?

と迷う方は少なくありません。

障害者手帳を持っていることで利用できる制度やサービスはありますが、 手帳を持っていれば全国どこでも同じサービスを受けられるわけではありません。 手帳の種類や等級、住んでいる地域などによって対象となる制度が変わるためです。

この記事では、障害者手帳を取得したあとに、まず確認しておきたいポイントを5つに分けて紹介します。

1まず「手帳の種類」と「等級」を確認する

一般に「障害者手帳」と呼ばれているものには、大きく分けて次の3種類があります。

身体障害者手帳

身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付されます。

療育手帳

知的障害があると判定された方に交付されます。東京都では「愛の手帳」と呼びます。

精神障害者保健福祉手帳

一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。発達障害もこの手帳の対象です。

厚生労働省も、この3種類をまとめて「障害者手帳」として案内しています。
出典:厚生労働省「障害者手帳について」(確認日 2026-08-15)

さらに、それぞれの手帳には障害の程度を示す等級などがあります。制度によって、 「○級以上が対象」「この種類の手帳を持っている人が対象」といった条件が設けられていることがあります。

そのため、制度を探す前に、「どの手帳を持っているのか」「何級・どの区分なのか」を 確認しておくことが大切です。手帳の表紙や記載欄で確認できます。

2「国・東京都・市区町村・民間」に分けて探す

障害のある方が利用できる支援は、1か所ですべて提供されているわけではありません。 大きく4つの出どころがあります。

全国どこでも共通。税の控除、年金、手当など
東京都 都内共通。医療費助成、都営交通、都の手当など
市区町村 住む場所で変わる。独自の手当、タクシー券、ごみ袋の減免など
民間 鉄道、携帯電話、映画館、テーマパークなどの割引

特に注意したいのが、市区町村による違いです。 同じ東京都内であっても、住んでいる市区町村によって利用できる制度や条件が異なる場合があります。

また、自治体だけでなく、鉄道会社などの事業者が独自に障害者向けの割引制度を設けている場合もあります。 厚生労働省も、自治体や事業者独自のサービスを受けられることがあると案内しています。

「東京都に住んでいるから同じ」と考えず、自分が住んでいる市区町村まで確認するのがポイントです。

3「お金」だけでなく、生活全体から探す

障害者向けの制度というと、手当や医療費助成を思い浮かべる方が多いかもしれません。 しかし、確認しておきたい分野はそれだけではありません。

手当・給付 医療 税金 交通 公共・文化施設 日常生活の支援 就労の支援

東京都でも、障害の状態や所得などの条件によって利用できる複数の手当制度が設けられています。

出典:東京都心身障害者福祉センター「障害者手当」(確認日 2026-08-15)

最初から「手当だけ」のように絞り込まず、生活全体を一度確認してみることをおすすめします。 思いがけないところに、使える制度があります。

4手帳がある=自動的に使える、とは限らない

ここは特に注意したいところです。制度によっては、次のような条件があります。

  • 所得
  • 年齢
  • 障害の程度
  • 世帯の状況
  • 居住している地域

たとえば東京都重度心身障害者手当(月額6万円)にも所得制限があり、 扶養親族が0人の場合の限度額は3,661,000円と定められています (令和7年11月1日から適用)。

出典:東京都心身障害者福祉センター「東京都重度心身障害者手当」(確認日 2026-08-15)

「手帳の等級が条件に合っているから必ず対象になる」とは限りません。

逆に、制度名だけを見て「自分には関係なさそう」と判断すると、 本来利用できる制度を見落とす可能性もあります。

気になる制度を見つけたら、最終的には市区町村などの窓口や公式情報で確認してください。 調べた段階では「対象かもしれない」までしか分からない、と考えておくと安全です。

5一度調べたら終わりではなく、ときどき見直す

制度の内容や金額、対象条件などは変わることがあります。 また、生活の変化によって、利用できる制度が変わることもあります。

年齢が変わった 就職した 進学した 引っ越した 家族構成が変わった 手帳の等級が変わった

特に引っ越した場合は、同じ東京都内でも市区町村独自の制度が変わる可能性があります。 どのくらい変わるのかは、 愛の手帳4度の手当は、住む場所で年16万円違う でくわしく調べています。

「一度調べたから大丈夫」と考えず、生活環境が変わったタイミングで改めて確認するとよいでしょう。 制度は毎年4月ごろに改正されることが多いので、その時期の見直しもおすすめです。

まずは「自分が使える可能性のある制度」を知ろう

障害者向けの制度を、自分ですべて調べるのは簡単ではありません。 手帳の種類、等級、住んでいる市区町村によって条件が異なるからです。

そこで「障害者手帳サービスナビ」では、 手帳の種類・等級・お住まいの地域から、利用できる可能性のある制度を探せるようにしています。 現在は東京都62市区町村の情報を掲載しています。

まずは自分やご家族の条件を選んで、「こんな制度もあったんだ」という制度がないか、 一度確認してみてください。

使える制度を調べてみる

この記事の出典

※ 掲載している情報は参考情報です。実際に制度を利用できるかどうかは、所得・世帯状況・その他の条件によって異なります。 申請前に必ず自治体や実施機関の公式情報・窓口でご確認ください。 誤りを見つけられた場合は訂正のご依頼からお知らせいただけると助かります。